閑話休題あなざ
| 其の壱
ある夜、宿での悟空と三蔵。 「うー、眠れない…」 「コーヒーばっかり、飲みすぎるからだ」 「だって、酒飲ましてくんねーじゃん」 「当たり前だ。この前みたいに飲むたんび、からまれてたまるか」 「なーさんぞー、一人で寝んなよ」 「……」 「さんぞー、三蔵って…おわっ」 「煩せー」 「な、なに?さんぞ…んっ」 「眠れねーんだろ」 「そ…だけ、ど…って、どこさわっ…んんっ」 「仕方ねーから、付き合ってやるよ」 「やぁ…つき、あう…んあっ…さん、ぞぉ」 「ごくう…」 「あん、さんぞ…さんぞ…」 「どうした、悟空…もっと、啼けよ」 「ああっ…さんぞ…も、ゆる…て…あああっ」 「おい猿、起きろ」 「ねむい…」 「何言ってやがる、ガキのクセに夜更かしなんか、するからだ」 「何だよそれ、寝かせてくれなかったの、三蔵ぢゃねーかよ」 「俺は、てめーに付き合っただけだ」 「うっ…三蔵の、バカぁ」 其の弐 ジープは疾走する。 「ひまー、ひまー、ひ…」 「うるせー!」 「いっ、痛てーな!」 「やかましいぞ、猿!」 「だぁーって、ヒマなんだもん」 「寝てろ」 「何でっ」 「静かになる」 「ちぇー、つまんねー…あーあ、紅孩児たちでも、来ねえかな〜」 「あっ…」(心の声) 「言っちゃったよ…小猿が」(上に同じ) 「そ、そろそろ、休憩しましょうか」 「そう、そうだな。うん賛成」 「どうしたんだ、八戒も悟浄も」 「「いーえ、なんでも」」 「ふ〜ん」 「悟空、ちょっと来い」 「「来た」」(合掌) 「何、三蔵」 「行っちゃいましたね。今日はこのまま、野宿ですね」 「そーみたい」 「三蔵!いきなり何す——んっ」 「ヒマなんだろ、遊んでやるよ……お前のカラダで」 「ひゃ…あぁ…んく」 「楽しいか…ごくう」 「ふぁ…あん——た、たの、しく…なぁ…い」 其の参 「やっほー、温泉♪温泉♪」 「あれ、三蔵。居たんだ」 「わー、真っ白だぁ」 「はしゃぎすぎだ、猿」 「すげー、え?え?わっー!!」 ———— ザッバーン! 「ぷはっ、驚れーた。れ?さんぞ?」 「貴様…」 「あわ!ご、ごめん。ごめん、三蔵」 「許さねぇ…」 「…ん、ああん…さん…ぞ…あん」 「どうした…イキたいんだろ」 「ああ、やぁ…だめ…だよ…んあっ……こ、こ」 「こんだけ濁ってりゃ、分からねえよ」 「あああっ…さんぞっ!」 「あ、さんぞぉ…熱い…よぉ」 「ああ、お前の内部(なか)がな…」 「ちが…お、ゆ…はぁ……ああ」 「ふにゃ〜み、みずぅぅ」 「全く、湯あたり起こすまで、入ってるなんて」 「猿が、はしゃぐからだ」 「うう…俺の、所為かよ…」 「悟空、ここの温泉は、疲労回復の効能が高いですけど、長い時間浸かっていては、逆効果ですよ」 「……疲れなんか、取れねーよ…」 「俺は、さっぱりしたがな」 「っつ…さんぞーなんか、キライだ!」 |