xiv) 嫉妬

悟浄: なぁ、あいつ何怒ってんだ?
八戒: それが、僕にもさっぱり
悟浄: ったって、原因はさんぞー様だろ
八戒: ええ、多分…

八戒: 三蔵、悟空の事ですが…
三蔵: 俺は何も知らん、勝手に怒ってるのは猿の方だ
八戒: そうですか


三蔵: おい、何時までそうしてるつもりだ。うぜぇんだよ
悟空: ……
三蔵: てめっ、言いたい事があんなら、さっさと言いやがれ!
悟空: 三蔵が悪いんだかんなっ!
三蔵: んだと!俺が何したってんだ
悟空: 悟浄に、髪触らせた
三蔵: あ゙あ゙
 そういえば、花弁が付いてるとか言って、後ろから人の頭を触ったな…
三蔵: そんな事で怒ってるのか
悟空: そんな事じゃねー…そんな事じゃ、ねーもん

三蔵: ったく、そんな小せえ事で、嫉妬なんかしやがって
 いいながらも、緩む顔を抑えられない、三蔵様
悟空: だって…ヤだったんだもん
三蔵: 来い
 悟空を呼びつけ、自分はベッドの端に腰掛ける。傍へ来た悟空の腰を引き寄せ、胸元へ頭を付けてやる
悟空: さんぞ?
三蔵: 触りてぇんだろ
悟空: さんぞう…
 そっと三蔵の頭を、抱いた
悟空: …俺の
三蔵: ああ…
 愛しげに金糸を梳く指を、心地よく感じながら
三蔵: てめえもな…
悟空: うん、俺も三蔵のものだよ


悟空: 三蔵!早く
三蔵: 慌てるな、転ぶぞ
悟浄: なんだよ、あの変わりようは
八戒: 僕に聞かないでください

悟浄: 俺たち、振り回されてる?
八戒: だから、僕に聞かないでって


おわっとけ




悟浄が髪触ったら、問答無用で発砲かも…でも、それだと話にならないから、その辺は目を瞑ってください。
花淋拝


 


使用素材 : クリップアート【ひまわりの小部屋】様